出発しよう。

つむぎ

昼前にミリアムの家に迎えに行ったが、支度がまだ終わってないとかでしばらく待たされた。
ドタバタ走りまわる音が外まで聞こえる。
十分余裕を持たせたつもりだったけど、2日じゃ足りなかったんだろうか。

「おまたせー!!」

髪の色は染めたダークレッドのままだったが、忍者の時の恰好でなく、昔ながらのドレス姿に戻っていた。
懐かしい。

「ドレスは今日のためにむぎちゃんが作ってくれたんだぁ」

スカートの裾をつまんでひらひらさせながら満面の笑みで嬉しそうだった。
こういうところは相変わらずだが、なぜだ、荷物が多い。バッグが3つもある。何が入ってるんだ。
冒険者であるなら無駄な荷物は置いていくべきだろうが、今回は帰省だし黙っておくことにした。
重そうな荷物は俺のペットのRDの背中に乗せてやった。


同居人の2人も外に出てきた。
金髪女、むぎとか言ったな。彼女が「ゲートを出すか?」と言ってくれたが
俺らは積もる話もあるし歩いて行くと言うと目を細めてやっぱり嫌な表情をした。
どうも俺のことが気に食わないらしい。

金髪女がミリアムに耳打ちをした。
途端にミリアムは大きな声で笑いだした。

何を言われたのかは大体想像はつく。

心配するようなことは何もないからな?
Posted byつむぎ

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